- Album Intro
- Lyrics
- Album list
グレープ
-
ほおずき
Lyricist:さだまさし Composer:さだまさし
いくつかの水たまりを残して 梅雨が駆け抜けてしまえば しめった風の背中越しに きみの好きな夏が来ます
あの日きみにせがまれて でかけた小さなお祭り 綿菓子の味 アセチレンの光 きみは赤いほおずきを買った
ため息でまわしたひとつのかざぐるま とまらず にとまらずに まわれと二人祈っていたのに
きみの下駄の鼻緒が切れた ひとごみにまかれて切れた 僕の肩にすがり うつむいたきみは おびえるように 涙をこぼした
Find more lyrics at ※ Mojim.com 走馬灯に照らされて 僕はほおずきをかんで 風鈴の唄に合わせてきみが 団扇でそっと風をくれた
僕の肩越しに 子供の花火をみつめ きみは小さく つぶやいた 消えない花火があるなら欲しいと
たわむれに刻んだ 二人のたけくらべ 背のびして 背のびして つま先立っても とどかない
あの日のお祭りに 今夜は一人で行ったよ 想い出のほかに ひろったものは 誰かが忘れた ほおずきをひとつ
-
|